ペアローンは本当に危険?「借りられる」より「10年後も払えているか」で考える現実的な判断軸

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最近、電気代の明細を見て
「え、先月よりまた上がってる…?」
って思わず二度見した人、いませんか。

物価も金利も、じわじわ動くこの感じ。
こういう空気の中で増えている相談が、ペアローンです。

どうも、あさみです。
共働き夫婦の家探し相談を聞いていると、かなりの確率でこの言葉が出てきます。

「2人でなら、この価格帯いけそうですよね?」
「ペアローンって、やっぱり危ないですか…?」

今日はこのテーマを、
制度の説明より先に 「どこで詰まりやすいか」 から整理します。


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結論:ペアローン=危険、ではない

まずここはハッキリさせておきます。

ペアローン自体が悪いわけではありません。
ただし、
“無理を前提にしたペアローン”はかなり危ない。

この違いが分からないまま進むと、
数年後に「こんなはずじゃ…」となりやすいんですね。


ペアローンの正体は「ローンが2本ある家」

ペアローンは、1つの家に対して
2人がそれぞれ住宅ローンを組む形です。

ポイントはここ。

・ローン契約は2本
・持分も2人分
・お互いが連帯保証人になるケースが多い

つまり、
一緒に前に進める反面、
どちらかが止まると、もう片方に負荷が集中する構造でもあります。


ペアローンで後悔しやすい人の共通点

① 収入が「落ちる時期」を甘く見ていた

ライフイベントは、想像以上に家計を揺らします。

・出産、育休、時短勤務
・転職、独立
・病気やケガ
・親の介護

ペアローンは「2人で返す前提」で設計されています。
だから片方の収入が落ちると、
一気に家計が歪みやすい。

大事なのは、
起きたらどうするかを先に決めておくこと。

「その時考える」は、ローンではかなり危険です。


② 離婚時の“出口”が決まっていない

言いづらいですが、
ペアローン最大のリスクはここです。

離婚時の選択肢は主に3つ。

・売って清算
・どちらかが住み続ける
・賃貸に出す

でも現実は、どれも簡単じゃない。

売る → オーバーローンだと借金が残る
住む → ローン一本化に再審査が必要
貸す → 管理・修繕・合意がずっと必要

ペアローンは、
**家を買った瞬間から「共同事業」**になります。

だからこそ、
うまくいかなかった場合のシナリオも
最初から設計に入れておく必要があります。


③ 金利が上がった時の耐久力が足りない

最近は変動金利を選ぶ人も多いですが、
ペアローンは借入が大きくなりやすい分、
金利上昇の影響も大きくなりがちです。

ここでの判断基準はシンプル。

・金利が上がった時の返済額を見たか
・その金額でも生活が回るか

「今払えるか」ではなく
「苦しい年でも払えるか」

この視点があるかどうかで、
後悔の確率は大きく変わります。


やっていいペアローン/危ないペアローン

比較的安全なペアローンの目安

・片方の収入だけでも、生活が回る設計
・住宅費以外の固定費が重くない
・生活防衛資金を残せている
・金利上昇、育休期間を試算済み

危ないサインが出ているケース

・2人がフル稼働前提で借入している
・貯蓄が薄い
・変動金利で上昇時の試算をしていない
・「縁起でもない」と出口の話を避けている


迷ったら、この5つだけ考えてみて

判断がしんどい時は、
次の質問だけでOKです。

  1. どちらかの収入が落ちても1〜2年耐えられる?

  2. 住み替えが必要になったら、この家は売れそう?

  3. 金利上昇後の返済額を見て「まだ大丈夫」と言える?

  4. 生活防衛資金を残したまま契約できる?

  5. 万一別れるなら、家をどうするか文章で決められる?

全部YESじゃなくても大丈夫。
でも、YESが少ないほど
借入額を下げる/別案を考える価値が高いと思ってください。


まとめ:ペアローンは「家の話」じゃない

ペアローンは、
単なる住宅ローンの話ではありません。

・働き方
・子ども
・介護
・老後

全部を含めた人生設計です。

だから基準はこれ。

「買えるか」より
「10年後も笑って払えているか」

この視点で見直すだけで、
ペアローンは
「怖い選択」から「管理できる選択」に変わります。

焦らず、数字と現実で判断していきましょう。