はじめまして。
社会人2年目のあさみです……と言いたいところですが、これは嘘です(笑)。
ただ最近、相談を受ける中で本当に多いのが、こんな声。
「自己資金が1,000万円あります。不動産投資、どう使うのが正解ですか?」
ニュースでは金利上昇、物価高、老後不安。
一方で、SNSを見れば「現金一括で不動産購入」「フルローンで加速」なんて話も流れてくる。
正直、1,000万円ある人ほど、判断が難しくなるんですよね。
今回は、
「自己資金1,000万円をどう扱うと、精神的にも投資的にもラクなのか」
この一点に絞って整理します。
自己資金1,000万円は「強い」のに、なぜ不安になるのか?
結論から言うと、1,000万円は不動産投資ではかなり恵まれたスタート地点です。
でも同時に、こんな迷いが生まれます。
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全部を頭金に入れるべき?
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いっそ現金で買ったほうが安心?
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失敗したら、立ち直れない金額じゃない?
不安の正体はシンプルで、
「お金を持っているからこそ、選択肢が多すぎる」からです。
「使えるお金」と「使い切っていいお金」は別物
自己資金1,000万円があると、こう考えがちです。
「この1,000万円、投資に使えるよね」
これは半分正解で、半分危険です。
不動産投資は、買ったら終わりではありません。
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空室が出る
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給湯器が壊れる
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修繕が重なる
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家賃が想定より下がる
これらは失敗ではなく、普通に起きることです。
このとき、
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手元に現金がある人 → 冷静に対応できる
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使い切った人 → 判断が一気に雑になる
ここで差がつきます。
自己資金が多い人ほど、実は「攻めすぎて」失敗しやすい
これはかなりリアルな話です。
自己資金が少ない人は慎重です。
でも、1,000万円ある人はこうなりがち。
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利回りが高い物件に目が行く
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少し背伸びした一棟に手を出す
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「どうせ現金があるから」と余力を残さない
結果、想定外が起きた瞬間に苦しくなります。
お金がある=耐久力がある、ではないんですね。
1,000万円ある人が取れる、いちばん強いポジション
不動産投資は、
「一番儲けた人が勝ち」ではありません。
一番長く、安定して続けられた人が勝つ世界です。
自己資金1,000万円があると、次の選択ができます。
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無理な融資条件を飲まなくていい
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立地や管理状態で妥協しなくていい
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キャッシュフローに余白を持てる
つまり、
「儲かりそう」より「崩れにくい」を選べる立場にいます。
これはかなりの強みです。
投資タイプ別|自己資金1,000万円の現実的な使い道
管理と安定を重視するなら|中古区分マンション
都心・準都心の中古区分は、
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管理が比較的ラク
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出口(売却)が読みやすい
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大事故が起きにくい
派手さはありませんが、
「最初の一歩」としてはかなり堅実です。
収益性を狙うなら|地方中核都市の中古アパート
数字上の利回りは魅力的です。
ただし、
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修繕リスク
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空室耐性
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管理体制
ここを受け止められるかが分かれ目です。
自己資金を残したうえでやれるかが判断基準になります。
いきなり現物が不安なら|クラファン・J-REIT
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少額で分散できる
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不動産の仕組みに慣れられる
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失敗しても致命傷になりにくい
「現物前の助走」としては、かなり合理的です。
不動産投資で安定している人の「お金の使い方」
長く残っている人には、共通点があります。
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自己資金を必ず分散して使う
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余力資金を残す設計をしている
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収支シミュレーションが控えめ
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短期で成功しようとしない
特に大きいのが、
「想定外が起きても慌てない」設計です。
自己資金1,000万円は「勝負資金」じゃない
最後に、いちばん大事な視点です。
自己資金1,000万円は、
❌ 一発逆転を狙うための資金
⭕ 無理をしなくていい立場を作る資金
です。
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比べてから決められる
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焦らず待てる
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条件が悪ければ見送れる
この「余白」こそが、最大の価値。
まとめ|1,000万円は“攻めるため”より“崩れないため”に使う
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自己資金1,000万円は大きな武器
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でも使い切ると、一気に弱点になる
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残す・分ける・待つ、が成功確率を上げる
焦らなくていい。
比べていい。
納得してから動いていい。
自己資金1,000万円は、
不動産投資で「冷静でいられる権利」を買えるお金です。
それをどう使うかで、5年後・10年後の景色は大きく変わります。

